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徳川

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著書名 徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)
著者名篠田 達明
出版社 新潮社
ASIN 410610119X
装丁 新書
価格 ¥ 714

読後感想

概要:アイディアは斬新
本文:医学的側面から徳川将軍を分析するというのは斬新。身長、寿命、子供や側室の数、生い立ちから徳川将軍をみると、随分違った印象を受ける。

しかしながら、著者が考えたことが皆まで書いてある感は否めず、ストーリー性や結論めいた整理は乏しい。また、証拠が不十分なのに著者の大胆な『想像』が展開されているところが散見される点も気になる。著者が独自にあみ出した徳川将軍の覚え方や著者の夫婦間のやり取り等の蛇足が多く、それらがカルテとしての品を落としている。

概要:地味だが真面目でおもしろい
本文:現在NHKの大河ドラマ「篤姫」が人気だが、篤姫が嫁いだ十三代将軍家定が注目されたこともあってこの本を読んでみたら、現実はこうだったのかとまた別の興味をそそられ本全部を面白く読ませてもらった。ドラマで家定がアメリカ公使ハリスと対面するシーンで、家定が片足を前に出して歌舞伎の大見得を切るのだが、これが実は脳性麻痺による不随意運動であったとは!

歴代将軍の位牌の高さが実際の身長を表しているというのも興味深かった。15代将軍慶喜が駿府に退いていた頃、寝室では暗殺者の侵入に備えて側室二人と逆Y字状に布団を敷いて寝ていたらしいが、寝相が悪ければ明け方までYを保てず、三人はXかZのような形になったのではと色っぽい推測もあるが、使われている資料もしっかりしていて、将軍の健康面にスポットを当てた本としてはボリュームの割りにうまくまとまっていて良書と思う。



概要:徳川将軍家分析の新しい切り口,実に斬新な内容,おもしろい!
本文:徳川将軍家についての書籍は数あれど,このような医学・健康学的な切り口での書籍はなかなかお目にかかれない,実にオリジナリティーが高く,『へぇー』という記載も多々,内容は実におもしろいです.だから,すぐに読めてしまいます.筆者は元々お医者さん兼作家,だからこんな切り口で本が書けると言うことでしょう.歴代将軍が埋葬されており,遺骸が歴史的な過去を顧みる標本となっていること,非常に驚きました.当然といえばそれまでですが,そんなモノが残っているなんて,歴史の研究にこれほど有効な手法は無かったかもしれません.また,将軍家がお世継ぎ問題に如何に真剣に取り組んでいたか,要は子作りに励むことが第一の使命と云うことすが,裏事情をおもしろおかしく表記しています.歴史本(研究書)と云えますが,あまりお堅い内容でないのが更に評価できます.

概要:徳川将軍15人のカルテが見られる書。
本文:血筋から病歴、死因の推定、性格、身体的特徴等の切り口から、将軍15人全員についての知識が得られるとても良い書である。まず驚くことは、多くの継嗣をもうけても産まれてすぐに亡くなる例が多く、或いは3歳まで成長するのが至難のワザである。例えば十二代家慶は7人の側室に29人の子女を得たが、無事に成長したのは3名、内男子は2名、一人は十三代の家定、一人は一橋家を継いだ慶昌(但し13歳で病死)、こういう状態であった。公家・宮家からの深窓の姫君は正室となったが、短命、骨格が華奢、四肢の筋肉の弱さ等がよく見られたようだ。一方で各将軍の側室は侍・農民、商人、僧侶の娘で雑種強勢、たくましい。本書を読むに当たっては、同時に「徳川将軍の意外なウラ事情‐家康から慶喜まで十五代の知られざるエピソード」(PHP文庫)を読むことをお薦めする。両書を交互に読み進めることで十五代の将軍全員をよく理解できる。

概要:お気軽に読み切れます!
本文:面白くって、あっという間に読んじゃいました。気軽に読める割には内容充実で、お買い得本です。
皆さんビックリされてる、綱吉の身長の低さ、自分もにわかには信じがたいけど、まぁ、豊臣秀吉が実は6本指だった(日本の記録には一切無いけど、正確な記録で知られる宣教師の報告にはあるそうな・別の本参照)とか、石田光成は遺骨から、専門家も女と間違えそうになったくらい、華奢な体型だった(これは常識かな?)、みたいに、歴史には意外な事実が埋もれてるんでしょうね。
ただ、自分は大男で知られる吉宗の身長が、実は普通だった、という筆者の推測に感情的反発を覚えます。まあ、読めば筆者の方が正しいだろうとはよぉ〜〜〜く分かるけど、長年親しんできた常識を捨てるのは、結構大変です。

著書名 徳川300年 ホントの内幕話―天璋院と和宮のヒミツ (だいわ文庫)
著者名徳川 宗英
出版社 大和書房
ASIN 4479301453
装丁 文庫
価格 ¥ 680

読後感想

概要:歴史・大奥好きな方必見!!
本文:

著書名 天璋院(てんしょういん)と徳川将軍家101の謎 (PHP文庫)
著者名川口 素生
出版社 PHP研究所
ASIN 4569668119
装丁 文庫
価格 ¥ 620

読後感想

概要:ドラマしか見ていない人ならどうぞ
本文: 例えば宮尾登美子の原作を読んだり、NHKから出ていた「篤姫ガイドブック」みたいな物を既に読んだ、或いは自分なりにネットや書物で篤姫関係のものを見聞したことがある人なら、半分以上は知っていることばかりで飽きると思います。強いていえば、身の回りの世話をしていた女中たちの若干の記述くらいでしょうか。Wikkipediaで篤姫を中心にリンクで関連人物を辿って読んでしまえば、この本に書かれている内容は殆んど網羅されてしまいます。ドラマでしか篤姫のことを知らないので、史実というものにも触れてみたいと思った方なら新鮮だと思います。
 「101の謎」というので読んでみましたが、随分と無理矢理な編集の仕方だと思いました。というのは、各テーマで書くために時系列がメチャクチャになり、余ほど頭のいい人でなければ、頭の中が整理できません。「謎」なんて101もタイトルを作らずに、生まれてから亡くなるまでを単に伝記風に作ってしまったほうが却って分かり易かった気がします。というのは、わざわざ101も項目を作ったために、重複する内容が耳にタコが出来そうなくらい繰り返されるからです。寛永寺と増上寺には歴代将軍とその妻妾の墓がある話や(誰でも知ってる!)、維新後は篤姫と和宮は仲が良かったとか、御三卿の説明(今さら)や11代家斉は50人以上子供がいてオットセイ将軍と呼ばれた話は5回くらい出てきて飽き飽きしました。何も知らずに読む人でも、前にも書いてない?と必ず感じるはずです。重複する話しが何度も出てきてその度にイライラしました。無駄な書き方に感じたのですが、書き下ろしとあったので更に呆れてしまいました。
 ただ、内容的には確かに細かいし、詳しい資料を付き合せて書かれているので、大変な作業だろうなとは思いましたが、その割りに根拠の無い著者の主観や感傷的な言葉が突然述べられたりするのはシラケました。
 尚、ドラマしか見てない方のために。小松帯刀と篤姫の私的な交流は大河を面白くするための設定です。原作はもちろん、間違ってもこの本には小松のコの字も出てきませんので、期待しないで下さい。小松帯刀のことを知りたければWikkipediaでどうぞ。記述は少ないですが、小松帯刀の功績により帯刀亡き後、小松家は日本で最初の鉄道開設時に品川駅で立売の営業権を得ており、現在も常盤軒という社名で品川駅で駅弁を売っていることが書かれています。ドラマで小松帯刀に魅せられた方は多いと思うので、そういう内容のほうがむしろ感慨深いですね。

概要:大河ドラマの感動に新たな知識を与えてくれる力作。
本文:本書の内容と量は満足させてくれること間違いなし。天璋院に関するいろいろな事柄を101の謎に分け、天璋院の生い立ちから生涯にかけて全般に詳しく書かれ、また斉彬、静寛院宮、家定、家茂、慶喜は無論のこと、更に本寿院、歌橋、幾島、実成院、滝山、観行院等々天璋院と関係の深い人たちにも触れられている。大河ドラマの感動に新たな気づきを与えてくれる1冊。

概要:読みやすい♪分かりやすい♪
本文:今和泉島津家の姫として生まれ、後に島津斉彬の養女となり、第十三代
将軍徳川家定の御台所となった天璋院。彼女の生涯とその時代背景を、
101の謎として紹介。

天璋院の生い立ち、そして徳川家定に嫁ぐことになったいきさつとその後、
さらに大奥の内情や家定、和宮についてなども書かれていて興味深かった。
激動の幕末から明治にかけて、天璋院の果たした役割はとても大きかったと
改めて感じた。強い意志と信念がなければできないことだ。また、大奥に
いた頃は気持ちのすれ違いもあっただろうが、勝海舟の語る明治になって
からの天璋院と和宮二人のエピソードには、心温まるものがあった。時代に
翻弄された二人だったが、晩年の仲睦まじい姿はほほえましい。この本の
中に特に目新しい記述はないが、誰が読んでも分かりやすく書いてあるので、
天璋院などについて知りたいと思う人にはぴったりの本だと思う。

概要:篤姫・大奥・幕末の内容の密度の濃さに大満足。
本文:PHP文庫で、この内容と量と密度の濃さには正直驚きと満足で一杯である。101項目の謎に分け、天璋院の生い立ちから生涯にかけて全般に詳しく書かれ、また斉彬、静寛院宮、家定、家茂、慶喜は無論のこと、更に本寿院、歌橋、幾島、喜尾、藤波、実成院、滝山、観行院、大岡ませ子、佐々鎮子等々のことも書かれている。特に佐々鎮子の「旧事諮問録上巻」、中根雪江の「昨夢紀事」、大岡ませ子の口述「三田村鳶魚全集第三巻」という資料からも説明引用している。輿入れに献上した巨大硯や、天璋院の飼っていた「サト姫」や、ペリー持参のウィラー&ウィルソン社製のミシンを篤姫が使いこなしていた話も掲載され、大奥の職制や定員に至るまで、その項目の幅広さは本当に楽しくなる。巻末に今和泉家と藩主島津家の略系図、天璋院関係年表があるのは当然としても、「天璋院関係人物」として31名の説明があり、関係する史跡(薩摩、江戸城、江戸薩摩藩邸、将軍家菩提寺)と、その至れり尽くせり振りには本当に脱帽し評価は6つ星としたい程である。

著書名 徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話 (文春文庫)
著者名徳川 宗英
出版社 文藝春秋
ASIN 4167679221
装丁 文庫
価格 ¥ 590

読後感想

概要:実は余り内緒話はない(苦笑)
本文:他の方のレビューと全くかぶってしまいますが、他の方が書いている江戸時代の本や徳川家の本などで既出の江戸時代のうんちく話がほとんどなのが特徴です。なので、タイトルにはかなり問題があるな、と感じました。「本当にこれは内緒話だな」と感じたのは「田安家には現在ほとんど家宝らしい物が残ってない」「もう一人の”徳川喜久子”さん」など、最後の方に書かれた「第八章・その後の徳川家」にでてくるエピソードでしょうか。
但し、全く江戸時代に対して知識のない人がうんちくを求めるのには、非常に文章も易しくてあっという間に読めるお手頃な本です。文庫本で入手も容易なので、その辺を加味した評価としております。

概要:内緒話…ではないよな
本文:本文中にもありますが、確かに4代以上前のご先祖様の話は、よほどのものを除いて子孫になぞ伝わらないものです。

というわけで、この本の内容の大半は資料に基づいて書かれており、全然内緒話ではありません。

ただ、徳川家の裏話的なものは、私は本書が初めてなのでそこそこ面白かったです。別の本で同じ内容を読まされれば、きっと評価は低いでしょうが。

というか、徳川御三卿というのを、私はこの本に合うまで知りませんでした。勉強不足で申し訳ありません。と言うわけで、本来の評価よりも星1つふやしてあります。

概要:いまいち
本文:田安徳川家現当主の著書という事で大変興味を持って購入したのですが、実際には他の本(例えば「 徳川将軍の意外なウラ事情 家康から慶喜まで、十五代の知られざるエピソード」など)と内容が非常にかぶっており、内容的には面白みに欠けました。
もっと徳川家ならではのエピソードが読みたかったので残念でした。

著書名 誰も書かなかった 徳川家の謎 (中経の文庫)
著者名小泉 俊一郎
出版社 中経出版
ASIN 4806132241
装丁 文庫
価格 ¥ 600

読後感想

概要:
本文:

著書名 骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと
著者名鈴木 尚
出版社 東京大学出版会
ASIN 4130610740
装丁
価格 ¥ 5,250

読後感想

概要:やっぱり、貴重でした。
本文:

著書名 徳川将軍の意外なウラ事情(愛蔵版)
著者名中江 克己
出版社 PHP研究所
ASIN 4569696945
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 500

読後感想

概要:
本文:

著書名 徳川の夫人たち 上 朝日文庫 よ 1-1
著者名吉屋 信子
出版社 朝日新聞出版
ASIN 4022601914
装丁 文庫
価格 ¥ 588

読後感想

概要:品の良い老女が語るような大奥の世界
本文:大奥というのは、その成り立ちからとかくドロドロとした世界に描かれがちである(昨今のドラマを観れば一目瞭然)。また女性が観るのもはばかれるようなシーンが少なからずあるのは致し方ないといえばその通りである。

しかし、この「徳川の夫人」はまるで品の良い老女が語りかけるように、大奥絵巻を繰り広げる。少女小説の巧みな書き手であった著者が、猛勉強の末、技と知識を存分に注ぎ込んだ結果ではないだろうか?

永光院が理想の女性に描かれすぎているという批判はあるだろうが、そこはあくまで物語として読むべきである。そして、もし、この物語で、歴史への興味が広がるのであれば、それはまた楽しいことである。春日局や永光院の逸話からから家光がどんな治世をおこなった将軍だったのかとか、当時の衣装風俗など、糸はいくらでも伸びる。

また続編である「続・徳川の夫人たち」は、こちらと比べると後ろに行けば行くほど時代を駆け抜けていく。もし、永光院の知識が若干あるのなら、こちらを先に読むのも一興かもしれない。


概要:天は二物を与えずなんてウソやん
本文:私はお万の方が大好きです。
仏に仕えるはずが将軍の妾に!
自分の生き方を強引に変えられたのです。
それなのに天命と前向きに生きることを決意する17歳の公家の子女。
美貌も利発な頭脳もセンスのよさも世渡り上手とは違う天性の愛らしさも持ち合わせている。
素直で天真爛漫大奥だけでなく、表でも話題になるほどの女人なのに身の程をきちんとわきまえて誠心誠意将軍に仕える。
そんな女性がいるのでしょうか?フジテレビの「大奥第一章」のお万の方は瀬戸朝香さんが演じますが、、私は仲間由紀江のイメージでずっと読んでいました。
この本に感銘を受けた人は「チャングム」(ハヤカワ文庫)も読むと楽しいと思います。

概要:匂い立つ美
本文:三代将軍の愛妾・お万の方を中心に、春日局や徳川家光・大奥を取り仕切る才女達を描いた傑作。

伽羅の香りや衣装の美しさが目に見えるような美しい文に陶然としながら
あたかも自分が徳川将軍家後宮にいるような気分になる。
春日局が形作った江戸大奥を、美しく才気ある京の姫が
洗練された優雅さをもって統べていく様は華麗である。
比丘尼から還俗させられて召し出されたお万の方は
苦しみ悩みながら、ただ側妾としてかしずくのではなく
女として、将軍の支えとして成長していく。
本を開いた時の印象に反して難しい表現もなく、
読み始めると世界に没頭してしまう。
2004年「大奥」でもお万の方が登場・クローズアップされるみたいですね。
興味を持たれた方は是非両方を!

歴史小説は男が中心に描かれているものが多いがこの本では
女たちの姿が描かれている。
食事や生活習慣、御台所の爪の切り方、身分の違いによるトイレの使い方など
微に入り細を穿つ調査に基づいた描写に驚かされる。
続巻も併せたこの4冊自体が貴重な資料でもある。


概要:大奥ブームのきっかけ
本文:吉屋信子の独特の美意識で綴られた名文にうっとりしながら、読みました。公家六条家の姫君―伊勢慶光院の尼君―将軍家の側室―大奥総取締役の大上臈と数奇な運命をたどった女性の凛とした信念みたいなものが漂っていました。

1967年にテレビ朝日系でドラマ化されましたね。お万の方(佐久間良子)・春日局(杉村春子)・徳川家光(江原真二郎)・藤尾(岩崎加根子)・お楽の方(宮園純子)・お夏の方(小川知子)・お玉の方(緑魔子)・鷹司孝子(稲野和子)などの配役でした。

同じころ舞台化もされました。こちらはお万の方(司葉子)・春日局(山田五十鈴)・徳川家光(市川染五郎・現松本幸四郎)・藤尾(乙羽信子)・お楽の方(星由里子)などでした。その後のテレビ・映画・舞台の大奥ブームのきっかけとなった作品でした。佐久間良子もその後同じ系列で「皇女和の宮」「お吟さま」と好演したのをよく覚えています。


概要:吉屋信子の於万の方
本文: かつて新聞紙上に連載されていた頃から心楽しく読んだ作品です。その後、単行本となって刊行された時にも早速買い求めて読み直した吉屋信子の大奥物の秀作です。伊勢の慶光院主だった公卿の息女が江戸へ下った折りに、徳川家光に見初められて側室・お万の方として大奥に迎え入れられるところから話がはじまります。  序でながら、程なく本書がテレビ・ドラマ化されて、佐久間良子がお万の方を、杉村春子が春日局を、岩崎加根子が藤尾を好演した番組を面白う見たのも昨日のことのように想い出されますね。

著書名 最後の幕閣―徳川家に伝わる47人の真実 (講談社プラスアルファ新書)
著者名徳川 宗英
出版社 講談社
ASIN 4062723808
装丁 新書
価格 ¥ 920

読後感想

概要:読みやすい、わかりやすい、
本文:

著書名 徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔 (文春文庫)
著者名徳川 慶朝
出版社 文藝春秋
ASIN 4167656809
装丁 文庫
価格 ¥ 570

読後感想

概要:現代人からみた徳川慶喜一族の話
本文:子孫である慶朝氏のユーモアたっぷりの逸話がおもしろい。

よくある先祖自慢話というよりも、ご先祖の変な所を遺伝しましたといったトンチンカンな
話や、「世が世なら」といったルサンチマン(妬み・僻み)的な話ではない「世が世なので
こうなってしまいました」的なオチの付いた話が多い。氏は文章は苦手とはいいながら、ウ
イットたっぷりで風刺の効いた皮肉話など、なかなかである。

子孫が書いた徳川慶喜の話というよりも、慶喜に纏わるその後の話と言った方がよくタイト
ル通りではないにしろ、明治以降の徳川慶喜一家が大正・昭和・そして平成に至る道のり
がのびのびと描かれている。

筆者は写真家と言う事で、カメラマンの目より見た先祖の撮影した写真批評はユニークであ
る。


概要:慶喜の曾孫の生活
本文: 1997年に集英社から出た単行本の文庫化。単行本と比べると、写真が一部、割愛されている。
 著者は徳川慶喜の曾孫に当たる人物。
 徳川慶喜の話は1/3くらい。むしろ、慶朝氏本人の話がメインになっている。普通の会社員・カメラマンとして働いた人らしい。その「市井の人」っぷりと、慶喜の曾孫という血筋のギャップが面白い。周囲は畏敬の眼差しを向けるが、本人はまったく偉ぶったところもなく、気のいいおじさんといったところ。温かい語り口が魅力的。
 慶喜については、97年の大河ドラマの話が語られる程度。幕末とか徳川家とかを期待する読者は手を出さない方が賢明だろう。

概要:本のタイトルを変えたほうが…
本文:全くの期待はずれです。掲載されているほとんどが、カメラマンをされている現在の慶朝氏の趣味や生活の話で(たとえば慶朝氏おすすめのデートコースが延々と語られていたり、慶朝の好みの女性の話など正直、「徳川慶喜となんの関係があるの?」という類の話)、タイトルにある「徳川慶喜の横顔」とは、ほど遠い内容。
著者が生まれた頃には徳川慶喜は亡くなっていたし、著者ご自身も「文章に自信がない」とおっしゃっているので、仕方のないことなのかもしれませんが…それにしても期待はずれです。
慶喜が撮影した写真や、ゆかりの品々の写真、記述など、読者が知りたいことが全く書かれていませんでした。はっきり言って、これは「徳川慶朝」さんのエッセイ本みたいなものです。徳川慶朝さんのファンの方には楽しい内容なのかもしれませんが…残念です。

概要:徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の
本文:最後の将軍 徳川慶喜公のひ孫 徳川慶喜家4代目当主の徳川慶朝さん
曾お爺さん(徳川慶喜公)とご自身のはなし。
(もし、まだ江戸時代だったら18代目将軍になっていたかも知れない方。)

くどくなく、テンポ良く歴史の話を交えすすむ。
将軍家、将軍家別家(分家ではない。公爵家:慶喜家)のおはなし
文章はかなりわかりやすくすらすら読める。

徳川慶喜公ゆずりのこだわり性と好奇心の視点が面白い。
かなりくだけた方で本の中で「もてない」と断言されたり、
趣味から現在のカメラマンをなさったり(サラリーマンだったらしい)、
「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」とはまた違う「徳川さん」があっと言う間の世界に引き込みます。


概要:存在自体で星4つ。
本文:著者の慶朝さんは、将軍慶喜の血筋だからって別に特別な人間じゃないです。と言うスタンスで本書を書かれていますが、幕末ファンの私にとっては、とっても特別です。内容は、著者ご本人自身の話が多く、凝り性な性格や、自分のこだわっている物のうんちく話や、女性のお茶くみの話しなど、はっきり言って大した話では無いんですが、慶喜もこんな感じの性格だったのかなぁ?と想像しながら読むと中々面白いです。
また、本書に記載されている爵服姿の慶喜の晩年の写真や、慶喜自らが撮影した写真、慶喜が晩年移り住んだ第六天屋敷の写真や、見取り図等を眺めているだけでも、慶喜がよりリアルに感じられて楽しめました。