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ヒルズ

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著書名 ヒルズ黙示録 検証・ライブドア (朝日文庫)
著者名大鹿 靖明
出版社 朝日新聞出版
ASIN 4022615931
装丁 文庫
価格 ¥ 966

読後感想

概要:サブプライム時代の現在に本書を読むということ
本文: サブプライム問題で未曾有の金融危機を迎えている下で本書を読むことには意義がある。

 本書の主役は ライブドアや楽天といったIT業界の雄だ。しかし裏の主役もきちんと書き込まれている。それは 村上ファンド、リーマンブラザーズ、ゴールドマンサックス、大和SMBCといった金融機関だ。一連の買収騒動の中で 資金を出し 誰よりも資金を回収したのは 金融機関ではなかったか?村上ファンドこそ 堀の中に転落したが その陰で うすら笑いを浮かべる人たちが居たことを本書はそれとなく書いている気がした。

 IT業界は赤字でも上場できる業界だった。実績はなくともVISIONを語ることで そのVISION自体に値段が付いた時代があった。但し かようなVISIONの底の浅さと未熟がバブルであったこともその後の歴史である。
 その中で ライブドアや楽天は 卓越した能力を有したが 本書で描かれる彼らは決して新時代のVISIONを実行し達成していくヒーローではない。むしろ 各種金融機関に唆されて 金融機関の用意したマネーゲームに嵌まっていく犠牲者である。

 そんな罠を作りあげた金融機関が 日本という小さな島国の小さなITバブルだけで満足しているわけでもなく かくて米国、欧州を舞台としたサブプライム問題を引き起こし 見る見る潰れていっているのが 現在である。世界恐慌以来の危機と言われる今 本書が描き出す「黙示録」は すでに小さい事件のような気がする。但し ライブドアが一時代を築いたことは 歴史としては紛れもない事実であり 彼らを拍手喝采し その後 引きずり下ろした人たちがいたことを踏まえないと その後の時代が読めないと思う。


概要:衝撃の最高傑作が刷新され文庫版に
本文:六本木ヒルズを舞台にしたマネーゲームから何を読み取るか読者の力量が問われる大作。
裁判の傍聴など最近までの流れも盛り込まれていて同時代感は失われていない。日本を変えようとしたトリックスターのホリエモン、村上世彰らの野望と挫折の奇跡には臨場感があり、大鹿記者の筆力の高さが実感できる。
現在起きようとしている、年長者と若者の壮大なる世代間マネー・ウオー・ゲームの幕開けについてもあとがきで触れられており、参考になる。



著書名 ヒルズ黙示録・最終章 (朝日新書)
著者名大鹿 靖明
出版社 朝日新聞社
ASIN 4022731133
装丁 新書
価格 ¥ 777

読後感想

概要:マスコミこそ検察のチェックを
本文:ソニー買収など新事実を知ることができて参考になりました。村上氏の逮捕がライブドア捜査の行き詰まり打開によるものだったと知った時は愕然としました。

この本では検察をチェックする仕組みの不備を指摘していますが、マスコミがもっと検察に批判的視点を持っていれば、ライブドア事件・村上ファンド事件の様相も違っていたのではないかと思います。


概要:堀江貴文、村上世彰、東京地検特捜部それぞれの思惑
本文:堀江貴文、村上世彰、東京地検特捜部それぞれの思惑がわかるようになっています。興味深い内容でした。著者はどちらかといえばこれらの人たちに否定的な感じである。特に、東京地検特捜部には否定的な感じがします。

ライフドアという会社はやはり実業よりも虚業というか金融部門で食っている会社だなという感じが改めてします。革新的なことをするチャレンジ精神ははあるのだが、実際のマネジメントをする能力には欠けていた。宮内氏がもっている金融部門の暴走は堀江氏にも止められなかったどころか、加速してしまった感じだな。ライブドア問題最大の核心である自社株食い、つまり自分で自分の株の売却代金を食うことである。これによって、M&Aが多数実行されることになる。

本書を読んで、野口氏の自殺やイーバンク銀行の破談や阪急と阪神の経営統合や堀江、村上両氏の捜査状況などがなんとなくわかるなあという感じがします。東京地検特捜部は堀江氏首班のシナリオを作り上げていく様子がわかります。宮内氏や中村氏の横領背任疑惑について司法取引した観が否めない。宮内氏や中村氏は早く罪を認めて、はやく再出発したいと思っているんだろうから。

それにしても、「俺は知らないよねー」「関係ないよねー」という言葉によって表される堀江氏の自己保身に走る姿はみっともないと思う。なぜ、自分の罪を認めないのかな。


概要:最高に面白い暴露本
本文:前著「ヒルズ黙示録ー検証ライブドア事件」をむさぼるように読んだが、本書の存在は最近まで知らなかった(朝日新書なんて出てたんだ)。が、前著では不明だった魑魅魍魎の欲ボケの世界が一連の逮捕劇を通して、あぶり出されてきたことで、事件としては「語るに落ちた」が、検察(朝日新聞記者だけあって(?)、批判的)の乱入で、ゴシップとしてはますます面白くなってきた。

本書で特に興味を惹かれたのは、宮内ギャング団の立件されなかった横領事件の裏にいた、クレディ・スイスの動き。こういうことやるから、プライベートバンキングはうさんくさいと思われてしまうのよ。

複雑極まりない事件と登場人物の動きを、実に要領よくまとめている筆者の筆力には驚かされる。

最近(本書評執筆は07年2月7日)の村上裁判の動きを見ていると、村上ファンド抹殺に込められた検察の意図と無理筋のバグは本書で推測したとおりであり、村上無罪という結果もあるのかな、と思わせる。

それにしても、ライブドアのようなチンピラをのさばらせたのは、あきらかに制度的な問題(株式分割=株価高騰のメカニズム、TOSTNETのループホールなど)であり、大人たちの管理責任は重過失である。

概要:取材とは・・・
本文:多くのメディアが一部の勢力(検察)と癒着して情報を垂れ流していることは、最近判明したことではない。反面、この筆者は堀江や村上側と近過ぎるのではないかと思う。自己宣伝のような作家気取りの文章も鼻につく。一連のライブドア事件を巡る報道(新聞、雑誌、ワイドショー)のレベルが低かったため、結果的にこの記者が浮かび上がったようだが、まだ公平な視点で事件を取材・評価出来ていない。真に取材力のあるジャーナリストを出でよ。

概要:Journalistが記すNonfiction娯楽作品!
本文:この2年間、世間を大いに騒がせたLive-Door&村上ファンドのKey-Manたちに纏わる出来事のホンの一部を記した娯楽小説である。

兎に角、日経新聞や四大新聞では絶対に掲載されない、下世話な夕刊紙が好む「面白い」Episode満載である。
一つ一つを列挙してしまうと、誰もこの本を買わなくなってしまうので、そんなアホな事はしないが。例として上げれば、阪急&阪神の経営統合が如何に茶番劇だという事がこの本を読めばわかるのである。
又、ヒルズ族の横の繋がりが想像以上に密接であるかと思えば、裏を返すと、非常に脆いものである事もよくわかる。
電車の中で、携帯電話ばかり眺めている暇な連中に是非とも読む事をお薦めする。

堀江貴文に村上世彰という「時代の寵児」二人を私は尊敬も軽蔑もしていない(Live-Door株に1年半ほど投資し損はしたが)が、この物語を読んだ今では、もう一度、世の中で大暴れしてもらいたいと切に願う。

著書名 ヒルズ黙示録―検証・ライブドア
著者名大鹿 靖明
出版社 朝日新聞社
ASIN 4022501758
装丁 単行本
価格 ¥ 1,575

読後感想

概要:一時代を記録した本
本文:経済だけでなく、政治、地検まで。
庶民から、ハイソな人まで。

あらゆる人が動かされた一つの巨大な事件。


一つのビジネスの読み物としても、金融やベンチャー関係者には非常には、興味深い本である。「時代の記録」としても興味深い。一般人にとっても、ダイナミックなビジネスの動きの生々しさが伝わってくる。

事実は小説より奇なりですね。

秀逸な本だと思うが、内容を鵜呑みにすることなく、一人のライターの取材結果である事をしっかり認識し、他の事実も併せて公平に判断する必要があるかもしれません。

もちろんそれはなかなか難しい事であるが、詳細な事実が書かれている秀逸な本だけに、注意する必要があるのかもしれません。

概要:ライブドア事件を総括
本文:ライブドア事件を総括するならコレ。
へたな小説よりもずっと面白く読める。
新聞紙面をにぎわす時の人たちが次々登場し、
多くの人物の思惑が入り乱れ、関係者しか知りえない
ような話も出ていて、ドラマとしても読ませる。
小説としてもドキュメンタリーとしても楽しめる一冊。

概要:魑魅魍魎
本文:結局のところこの人たちは、なにを売りたい、どんなサービスをしたい。という前提がなにもない。ただ金を増やして、目立ち、相手を服従させたい。ただそれだけ。歪んだ戦後教育が生み出した魑魅魍魎。読んでいるだけで未来の日本が心配になる。

概要:ヒルズの栄光時代
本文:ニッポン放送株を巡るライブドアの動きを詳細に記録したドキュメンタリー。裏にやはり村上ファンドがついていたところが、まさに魑魅魍魎の世界でした。村上ファンドのインサイダー容疑での起訴にあたって、検察が参考にしたといわれるほどの名著。続きのヒルズ黙示録最終章と併せて読むことをお勧めします。

概要:タイトルに、わ☆面白そうと思い事件を楽しむタイプが買う本
本文:なかなか、ユニークなんですよ。サブタイトル、検証ライブドア、にしては。宮内さんの台詞や村上さんの少ない登場の場面が。劇場ライブドアみたいなよいノリ。ノリのいい会社でしたね。

著書名 戦線スパイクヒルズ 6 (6) (ヤングガンガンコミックス)
著者名原田 宗典
出版社 スクウェア・エニックス
ASIN 4757520298
装丁 コミック
価格 ¥ 530

読後感想

概要:
本文:

著書名 奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。
著者名中川 淳
出版社 日経BP出版センター
ASIN 4822264564
装丁 単行本(ソフトカバー)
価格 ¥ 1,470

読後感想

概要:ブランドとは、何か。
本文:創業300年の老舗企業。其の13代目社長による快作。
じつに面白かった。

まず、「ヒット商品は作るな!」
「ブランドを作るのはデザインではない」
・・・というメッセージで、グッと引き込まれる。

そして、ものづくりやブランド成立にとって大切な
心構えから、組織運営の考え方まで、広範にわたる
見識を受け取ることができた。

ゴーイングコンサーンを望む経営者に、強くお勧め
したい一冊。


概要:まさに中小企業のためのブランディング本
本文:ブランディング本といえば大企業を対象にしたものがほとんどなので、中小企業の人間からすると関係のない話と思っていましたが、この本を読んで「ブランディング」を身近に感じることが出来ました。

“中小企業には中小企業なりの「やるべきこと」と「やるべき手順」がある”という言葉が心に響きました。

著書名 戦線スパイクヒルズ 7 (7) (ヤングガンガンコミックス)
著者名原田 宗典
出版社 スクウェア・エニックス
ASIN 4757521456
装丁 コミック
価格 ¥ 530

読後感想

概要:
本文:

著書名 戦線スパイクヒルズ 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)
著者名井田 ヒロト, 原田 宗典,
出版社 スクウェア・エニックス
ASIN 4757514581
装丁 コミック
価格 ¥ 530

読後感想

概要:キャラの目力。
本文:世間に人に絶望し、閉塞した毎日を生きる若者が
これまた、世間的には受け入れられない力。スリの能力によって自らの未来を切り開こうとするお話。

どんな理由にせよスリという犯罪を肯定することは出来ないが、それらの犯罪に頼らざるをえないほど少年たちの心は脆い。
その脆さ、危うさをみごと表現している井田氏の作画力量は素晴らしいと思う。
キャラの目力(めぢから)にやられました。


概要:見ててドキドキできる漫画
本文:主人公は高校生スリ師という漫画。少し変わった漫画ですがとてもおもしろいです!青春を感じます。

概要:すごい・・・という感じですね
本文:天才的なスリ能力のノムラ  怪しげな策士スウガク  そしてキクチは可愛いけれど秘密がありそう  さらになぞの老婆までいてどう物語に絡んでくるのかが見物です。  スリの能力がどう役に立つのか。そこまではわかったのですが、まだ1巻だけでは全てのなぞが出ていない気がします。キクチは本当にいいです。でも男連中の顔が(ノムラ。スウガク)眼鏡があるかないかくらいの違いしかなくてもうちょっと違ってもいい気がしました

概要:原作の小説を読んでいないのですが
本文: 原作の小説を読んでいないので果たしてこのストーリーの面白さのどこらへんまでが漫画のほうでの能力なのか推し量れないのが残念ではある。しかし、面白いか面白くないかで言えばこれは間違い無く面白い部位に入る。

 ヤングガンガンなる新雑誌(読んだことも見たことも無い)での連載作らしいが、こう言っては何だが「ガンガン」とついている限りはやはりどちらかといえばマニアック層を顧客ターゲットに据えているのであろう。故にこの絵のチョイスは正解。余りにもヲタ臭いと引いてしまうし、かといって例えばこの作品を福本が描いたなら黒澤若年バージョンになってしまうわけだし。
 自分を含め80年代を生きた人間あたりからがきっとターゲットであろう。各話タイトルがブルーハーツであったり、時代背景も90年代前半である等、ニヤリとする仕掛けもある。
 普通に続きが楽しみだ。サラリと読める青春漫画である。

概要:青春、そして世の中。
本文:2005年という今に、1991年を舞台とした本作が連載されているのはわけがあると思う。

91年、ベビーブーム時代の子供たちが大学受験に直面する年代である。
現在にも通じる学歴重視社会のなか、高度成長により築かれたビル郡(スパイクヒルズ)を舞台に、
非社会的少年たちが「そんなものは、俺たちには必要ない」「お前たちにこんなことができるか」とばかりに足掻く。
言い換えれば、大人が築きあげた世界に、社会的にはなんら力を持たない少年たちが挑戦する。
今は、個性や何やらが何かと掲げられはするものの、しかし学歴の呪縛は子供たちを縛ってやまない。
これは少年たちへのメッセージ。
学歴なんて“その気”になれば手に入れることができる簡単なもので、愛も夢もいいが、それ以上に生きる力が必要なのだ、と。

しかしこの漫画は学歴を否定してきってはいないのである。
彼らは“自分の得意とする力で”大学に入るのであって、その力をもって裏社会への道など歩んではいない。
背中合わせではあるけれど、彼らは大人の作り上げた世界のすれすれを生きる。


著書名 六本木ヒルズ×篠山紀信
著者名篠山 紀信
出版社 幻冬舎
ASIN 4344011554
装丁 大型本
価格 ¥ 3,900

読後感想

概要:篠山紀信だからこそできた作品
本文:六本木ヒルズは単なる建造物ではなく、ホリエモンをはじめとする
「ヒルズ族」なる言葉が広まったところで、流行の現場となった感が
あります。回転ドアの事故も忘却の彼方です。

そんな、六本木ヒルズから現代の一部を篠山紀信が切り取っています。

・NIGOと牧瀬理穂のリビングの一枚
・楽天の朝礼の一枚
・J-Waveやテレビ朝日のスタジオの一枚
・アカデミーヒルズでの文化人の一枚
・・・

おそらく、六本木ヒルズのポートレートであれば、どんな写真家でも
撮れると思います。ただ、篠山紀信だからこそ、これだけ撮れた
(撮らせてもらえた)と思うのです。

この写真集は、六本木ヒルズの00年代とその文化を表した遺産に
なるのではないかと思います。

概要:肯定でも否定でもなく、時代を映す写真
本文: 六本木ヒルズが、その昔の丸ビルや、東京タワーや、東京都庁のように時代のシンボリックな建造物であることは間違いない。IT起業家とアーティストと海外ブランドとマスメディアと投資顧問会社が主役のこのビルは、“非日常、アート、ヴァーチャルがビジネスの中心となった時代の象徴”である。あるいは“本来ドメスティックなものを変換して海外資本にマッチングする錬金術”。
篠山紀信の写真は、この空間に集う人々、起こった出来事を、“ありのままに”写し取っている。肯定でも否定でもなく、時代を映す写真である。価値判断は見る人間に委ねられる。
回転ドア事故、ホリエモン逮捕、村上逮捕と、このビルが時事的なニュースに映し出される機会は多い。全体を強迫神経症的なアトモスフィアが包むこのビルは、良し悪し抜きでまさに今の日本の姿そのものだろう。
テレビ映像でこのビルを眺める度に思うことは、他の建物や風景とのアンバランスなスケール感である。まるでフォトショップで150%拡大した画像を別の風景画像に貼り付けたような違和感。このビルで起こっている出来事が世の中を動かしているのではないかという錯覚と、錯覚がすぐさま現実に反転していく今の世の中のシステム。そういうシステムだからこそ、六本木ヒルズは“錯覚”ではなく、“現実”なのだ。
 そうした“現実”があらためて突きつけられる写真集ではある。

著書名 ヒルズな人たち―IT業界ビックリ紳士録
著者名佐々木 俊尚
出版社 小学館
ASIN 4093875642
装丁 単行本
価格 ¥ 1,470

読後感想

概要:ホリエモンが出ている
本文:堀江貴文被告となっていないことが出版されてからの月日の流れをあらわしている。
10人のネット企業家を紹介し、その人間の経歴、会社が大きくなっていく過程を詳細に書いている。堀江貴文をはじめ、楽天の三木谷浩史、ソフトバンクの孫正義、サイバーエージェントの藤田晋など一躍時代の寵児となり、今尚活躍中の企業家(ホリエモン除く)を描いている。一人ひとりの詳細な経歴、会社を興すに至った経緯、会社をおこしての苦難など多様な切り口で人物、会社を観察しこれを読むことによりネット社会が起こしたヒルズな人たちのことがまとめて分かる。
この本が出版されて早3年。ここに紹介された人物の栄枯盛衰が連日報道されている。
それだけこの業界はスピードが速く移り変わりの激しい世界なのであろう。凡人の私は、いくら世間が水物など形容しようが憧憬の眼差しで見つめてしまう。

概要:榎本大輔
本文:2001年ごろだっただろうか?
ネット上で榎本大輔とは何者?という議論が起こった。
2ちゃんねるの陰の出資者と噂され2ちゃんねるの管理人だった西村博之がコンサルタントとして籍を置く会社PRO-Gの社長。
この男のナゾの解明こそが日本のインターネットのナゾを解明するとも考えられ、2ちゃんねる研究の管理人zenhitei氏が何よりも欲しかった日本インターネット界最大のナゾであり、この人物と接近することがポスト2ちゃんねるを狙うネットコミュニティの管理人たちの最大のキーだった。
榎本大輔氏はこの後になんとPRO-Gをあのホリエモン率いるライブドアに売却、自らライブドアのナンバー2となり日本に数々の火種を残すことになる。
しかしその存在はあいかわらずナゾであった。
しかしなんとまあついにこの筆者はついにその榎本大輔との接触に成功。
彼との独占取材に成功している。
他のネット企業家に関連した章なんてどうでもいいぐらいこの人の章は貴重だ。

ま、最近は榎本大輔氏も引退して「100億使う遊び術」というふざけたブログをやっているわけだがね。

ついでに楽天の三木谷が最初に創った会社の本社がうちの近所のマンションだと知ったのも小さな発見だった。


概要:一途な思いと視座の高さ
本文:取り上げられているヒルズな人たちは、発想のスケールだけでなく、視座が、常人とは明らかに異なることが、この著から、よくわかります。思考のステージの高さが異なるから、広い範囲で物事が見える、従って先が読めるということが、よく描かれているように思います。
特に、オーケーウェブの兼元謙任氏の、お互いに人の役にたち合う世の中にしたい、知的資産を構築したい、誰もが世界平和に貢献できる世の中にしたいという、ある意味で、誰もがかつて幼少時に一度は思ったことがあるかもしれぬ純粋な思いを持ち続けながら、それをひたすら一途に実現し続けてきた経営姿勢には、胸を打たれました。
純粋に思いを遂げ続けてこそ、その思いを軸に、視座の高低が変動し、結果として視座を高めるのではないか、そんな思いがよぎりました。
その意味で、登場人物はいずれも、その方向性は別でありながらも、その思いを持ち続けているとう点で、出色だと思います。

概要:いかにして勝ち上がったか
本文:「ヒルズな人たち」は決してヒルズに住んでいる人、働いている人のことではなく、勝ち組IT企業の経営者たちのことです。

ヒルズな人たちは資産や年収などがクローズアップされることが多いが、楽をして今の地位を得たわけではなく、働いて働いて勝ち上がったのだ。
その決して平坦ではない、まるでジェットコースターのような波乱万丈の人生、10人のITを代表する経営者の話をさらりと読めます。

今度はひとりひとりをもっと突っ込んで書かれているものを読んでみたくなりました。


概要:未来へのまなざし、本当の戦い
本文:六本木ヒルズに集う人たちは戦っている。知性と動物的な勘を頼りに、本当の戦いを勝ち抜き続けている。これは、六本木ヒルズに集まる人々の人生や人間関係を、単に賞賛の目を持って称えるという内容の本ではない。彼らが如何に人生を勝ち抜いてきたか、如何にしてヒルズという場所に集まってきたかという物語を語っている。確かに、著者の言うようにヒルズに集まる人々は似たようなにおいがある。彼らの前には以前、そこへ至る道筋はなかったのだ。彼らは例外なく戦い、勝ち、または破れ、さまざまな戦いを経験してきている。苦難とは書かない。「苦難」という言葉は21世紀には滅びる言葉かもしれない。彼らは戦うがそこに悲壮感はないのだ。彼らの武器は知恵と論理、そして動物的な勘だ。21世紀初頭、ITは生活にとって欠かせないものとなった。この新たな生活のインフラを縦横無尽に活かし、勘定に素直に生きる。ここにきて本当に日本に、ルールに則った正々堂々とした人が勝つ時代が訪れたと思う。彼らのまなざしは日本の未来を明るく照らす。

著書名 ヒルズではたらく社員の告白―ネット企業って、実際どうよ? (洋泉社MOOK―シリーズStartLine)
著者名
出版社 洋泉社
ASIN 4896919556
装丁 単行本
価格 ¥ 1,050

読後感想

概要:本当のことが書いてある(笑)
本文:本書で紹介されている
ある会社に勤めていましたが、
本当のことが書いてあって
思わずにやけてしまいました。

おそらく本書を読んだならば、
間違っても
これらの会社にいこうなんて
思わないはずです。


IT企業はオールブラック。
勤めるよりも創れ。
良くぞ言ったものです。

概要:ライブドアショック、ライブドア崩壊の予兆を捉えていた1冊
本文:2006年1月18日、東証は売り注文殺到により前代未聞の全取引停止という緊急措置をとった。この引き金を引いたのは、ライブドアへ強制捜査が入ったことである。
しかし、本書を読めば、ライブドアが株式分割を巧みに利用してその錬金術的な手法をあみ出していたことはある意味読み取れただろう。御用物書きによるネット企業礼讃本とは違い、今回「高転びに転げ落ちた」ライブドアの未来を冷静に見抜いていた1冊だと思う。とくにあべみちこ氏の手記「出稼ぎ労働所ライブドア」に顕著だ。
本書ではライブドアを中心として社員たちへの匿名インタビューが収録されているが、ライブドアという時代の箱舟の乗組員たる彼らが想定外の荒波に揉まれて今後どう身を処していくのか、今となってはその点だけが案じられる。

概要:「噂の真相」っぽい作り
本文:意図的かどうかわからないけど、もう全編面白くて。買った甲斐がありました。ヤフーがああいう感じだったなんてね。実録ものとしては最高に面白いと思います。

概要:☆ネット企業が煙たがる本!
本文:楽天のTBS買収問題で、再び論議を呼んでいるニューエコノミーVS守旧派の戦いですが、この本では「六本木ヒルズという新たな伏魔殿」の実態に迫っています。

自慢とも愚痴ともつかぬ社員の告白が、独特のいい味わいを出してます。

経済評論家、山崎元氏の発言に次のようなものがありましたが、本書が明らかにしているのはまさにこの具体例、実例でしょう。
「六本木ヒルズ資本主義は、労働の搾取に関しては古典的です。「会社は人を使う仕組みである」、「営業は気合いと根性」(いずれも堀江貴文氏の著作『稼ぐが勝ち』から)といった平凡・着実な構想の下で、株価のためのイメージを支えるキャッシュフローを作ろうとします。すると、現実の会社は、資産数十億円以上のにわか長者を支えて、年収数百万円の働きアリが多数長時間労働する形になります」
まさにこの指摘は正鵠を射ています。


概要:転職を考える人にお勧め
本文:綿密に取材されていてIT業界の内情がよくわかる本。

特にヤフーの人事制度/給与体系はリアル。

業界ではよく知られていることだが、
「入社時に人事部から年4回昇進のチャンスはあるが実際はない」
「入社時の給与交渉が全て」
など、素晴らしい業績に隠れた硬直的な人事制度が、取材によって明らかになっている。

不満をもって辞めていく社員が多いと、このように外部の取材ですぐに内部の事情ももれてしまうのだろうと推測される。

ライブドアに関しても、極端な結果主義のもたらす良い面(高待遇の社員が生まれている)がある一方で、その弊害も書かれていておもしろい。

ひとくちにIT企業といっても、それぞれの会社にカルチャーとそれを反映した人事制度があり、IT業界に転職/就職される方は、この本を読んで、事前に自分にあった会社を探すとよいのでは、と感じた。