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こころ

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著書名 こころ (新潮文庫)
著者名夏目 漱石
出版社 新潮社
ASIN 4101010137
装丁 文庫
価格 ¥ 380

読後感想

概要:名作だと思います。
本文:初めて読んだのは高校の国語の授業ででしたが、休み時間にまで夢中になって読んだのは、このこころだけです。 これからさきおそらくこの作品を越えるような作品に出会うことは少ないと思います。 それは単に僕が普段からあまり本を読まないということもありますが、それよりもこの作品があまりにも素晴らしいためです。 内容に関してはレビューするには心許なく、さらにもうすでにほかのレビュアーの方がかかれているので触れませんが、生涯に1度は読む価値がある名作だと思います。
僕の中にはこころを読んだときの感動が今も燦然と輝いております。

概要:大人になった今だから判ること
本文:学生のときに「こころ」の一部が教科書に出ていた。
今思えば、なんてぶった切り方をしたんだ、文学に対して申し訳ないと思わないのか...と思う。

なぜならば、そのぶった切った「こころ」があまりにもつまらなく感じ、そしてなんと20年を経てようやく姜尚中さんの「悩む力」により再び読んでみようと言うことになったから、だ。

失った時間は、帰ってこない。
失ったと言う事実は、ねじ曲がらない。
「先生」の失ったことの大きさと、そしてそれ故に自身を自身で苦しめている現状とを思うと、言葉が出てこない。
きっとそれ以外の選択肢はなく、滅していくことばかりを思って来たのだろうと...。

自身に重い罰を与えることが、どれほど妻に影響するか...そう考えはしないのだろうか...と、平成の世の足下でそう思う。
今読み返して改めて判るのは「私」よりも「先生」の心の動きだ。
「私」の年頃には判らなかった何かが、確かにそこにあった。

概要:一生のお供になります。
本文:この本は一生読み続けていく価値のある本です。

私は高校生の時に始めてこの本を読みました。
そして二十歳になった時にまた読み返しました。

しかし、感じ方は全く違いました。
高校生と二十歳ですから、知識量も読解力も違いますが。
もっと心のそこのところで、直感的なところで感じ方が変わったと思います。

残念ながら高校生の頃は感想文を書かなかったので、どう感じたかは具体的に覚えていないのですが、二十歳になって読み返したときは感想を残しました。

私のホームページに載せてあるので、是非読んでみてください。

概要:きっと100年後の人間にも伝わるだろうこころ
本文:「お札の人」と思わずに、著者を伏せてでも読んで頂きたい本です。自分を顧みずに、他人の良いところにばかり目がいってしまう青春時代。若さゆえにか、自分の欲望を押さえられない狡さが、私にはよく分かります。そして、年月を経て、ようやく過去と向き合った時に押し寄せる罪悪感、人生の空しさと悲しみ、抱え込むしかない孤独感。先生は、こころに広がっていく黒い染みをどうにか払拭したかったのかもしれません。若い主人公に打ち明けた真実をもって、許しを請い、長い苦しみから解放されたかったのかもしれませんね。あなたは親友と同じ人を好きになったら、どうしますか?きっと恋する人間への永遠の課題です。

概要:「文学」の醍醐味を教えてくれた重層的構図
本文: 単に三角関係の末に男達が自殺する話として記憶されていることが多いかもしれないが、実はかなり早い段階で「先生」が早晩自殺することが予言されており、なぜ「先生」は自殺しなくてはならないのかという人間心理(こころ)を謎解く構成になっているので、非常に読みやすい。

 しかし、この小説が本当に面白いのは、先生の自殺のきっかけが明治天皇崩御と乃木大将の後追い自殺となっており、「明治精神に旬ずる」ためと設定されたことであろう。ここからこの作品は一気に様々な読み方が可能になるのであるが、例えば普遍性を持たせるために第一部「私」(学生)の田舎ははっきりしない一方で、最初に自殺したKの田舎は西南戦争のあった鹿児島と特定されている。こういった幾つかの指標から、例えば、西洋(新しい世界の象徴としてのお嬢さん)と東洋(古い日本の精神性を象徴したK)に分裂した明治日本(帝大出の文化人である先生)の神経症と破滅を扱ったストーリーともこの作品を読むことが可能となる。(ちなみに乃木大将は西南戦争で旗を無くしたことを煩悶の原因に挙げて切腹したと劇中で述べられる。侍退治の内戦を戦った彼は、矛盾したことに侍の自決法を選択したのだった。この矛盾に漱石は近代化しきれない「明治精神(=明治のこころ)」を見たのであろう。)

 もちろん、このような読み方以外にも様々な読み方をこの作品は可能なのだが、幾つかの図式を重層的に重ね合わせて優れた文学は作られているし、またそう読みうるのだということを予備校時代の僕に教えてくれた作品。結果的に、僕がその後の人生で文学に親しむきっかけになった作品だといえるだろう。

 今でも、この作品は高校の教科書に載っているのだろうか?載っていないのだとしたら、若い子達はなんて可哀想なんだろう。

著書名 こころ (集英社文庫) (集英社文庫)
著者名夏目 漱石
出版社 集英社
ASIN 4087520099
装丁 文庫
価格 ¥ 320

読後感想

概要:今さらながら、読んで良かった。
本文:『こころ』を読んだのは、中学生のとき以来だろうか。
そのときは、国語の授業の一環として語彙を暗記したり、
「ここで先生はなにを言いたかったのでしょうか」
といった類の意味(心理?)解釈を
定期テストの対策として勉強した覚えがある。
有名な作家で有名な作品。その他にはとりわけ印象には残らなかった。

日本の近代文学が何となく肌に合わなくて、食わず嫌いをしていたが、
今さらながら読んでみて、なぜ素通りしていたのだろうと思った。
同時に、中学生のときにわかるはずがないと思った。
いや、国語の学習教材としても使われて、
現時点で(恐らくこれからも)読んでもまた理解の仕方や感じ方が違う。
この作品が時代ごとに読みつがれている理由の一つだろうか。
今だと、漱石の上品な文体に感じ入るだけでなく、
ある程度理性的にも理解できる。

漱石は近代的な人間の内面を鋭く描写したという定式的な解釈がある。
それ自体は間違ったものではないとは思う。
だが、実際に読むと、漱石や先生はそういったところに入ったまま、
そういったところを突き抜けた地点で表現(解釈)するという
ある種の矛盾を両立させているように見える。すごく中立的に。
そのためだろうか。本書は重いテーマではあってもとても読みやすい。
深淵だけど寛容。奥深いが間口は広い。

『こころ』は岩波、新潮、角川、集英社と多くの出版社から出されている。
本屋では同時に手に取ってみて、紙質、字体、装丁、解説など
比べてみるのも楽しみの一つになる…かもしれない。


概要:FRAGILE
本文:心理描写に長けている作品。人間の繊細な心情、
特に繊細な感覚な登場人物とも言えますし、
共通項を見出せます。FRAGILE =人間とも感じる。

登場人物の出会いは、唐突のように思うし、
それが人生とでも思います。

作品全体の雰囲気が静寂と脆さを醸し出し、
最後の遺書の部分は、詳細かつ独自の誠実さを
感じます。

今回、集英社文庫を買い、この表紙も興味深く
内容の一つのエッセンスとなっていると思います。

後、300円代で買えるというのは、非常に
お得な一冊と感じます。

概要:夏目漱石
本文:人間の心の闇を遺書のような手紙で伝える“先生”
スタンダード文学「こころ」がこんなに
怖ろしい内容だとは。。。
下手なホラーよりぞっとするかも(T_T)
表紙イラスト「DEATH NOTE」小畑健

概要:品切れ時には注意!
本文:作品内容はとても良いです。
なので表紙についてアドバイス。
各社から「こころ」は出ていますが、集英社刊行のはデスノートの小畑氏イラストのものがあります。
品切れ時、表紙には拘らないようです。
絵で集英社にしようと思っている方はご注意ください。

概要:超難読本
本文:久しぶりに改めて読んでいますが、難読本だといえます。
文章はそれほどかっちりしたわけでなく、どちらかといえばアバウト。
行間を読むほど、心理描写を読み込みすぎてかえって、糸がからまったようになります。

どう解釈をするのかは自由だけれども、
1)さらっと文章をひろっていく読み方
2)人物に憑依していく読み方
3)放棄しながら眺める読み方
これで変わってくると思います。

私は、2)に近い読み方をしていると思うので、「先生」の異常性にどっぷりつかりこんでいます。

「こころ」は、普遍的で解決のできない難しいテーマ。

果たして読者は傍観者になりきれるのか、涙を流してともに痛みを分かちあえるのか、批判的になるのか。

自己の人間性を詰問されるかのような作品です。

超難読本。



著書名 こゝろ (角川文庫)
著者名夏目 漱石
出版社 角川書店
ASIN 404100120X
装丁 文庫
価格 ¥ 340

読後感想

概要:人生の皮肉とも言うべき悲劇
本文:本書を読了後、この物語を振り返ってみると、
「鋳型に入れたような悪人は世の中にあるはずがなく、
平生はみんな善人であり、それがいざというまぎわに、急に悪人に変わる。」
と言う先生のセリフが全てを物語っていると思った。
これは先生の遺産を騙し取った叔父の事を指しているのと同時に、
Kを出し抜いてお嬢さんと結婚しようとした先生自身のことでもある事実が、最後の先生の遺書で明らかとなる。
まさに人生の皮肉とも言うべき悲劇であるが、最近たまたまシェイクスピアの「ハムレット」を読んだばかりで、
復讐する側であったハムレットがいつの間にか復讐される側に立たされてしまうというアイロニーと共通するものを感じたのは私だけだろうか?
(漱石がシェイクスピアに深く傾倒していたことでもありますし・・)
先生がありのままを妻に打ち明けなかった事について、他の読者から否定的な意見も聞かれたが、
「それをあえてしない私に利害の打算があるはずは無く、ただ妻の記憶に暗黒な一点を印するに忍びなかった」という先生の心情が、妻子持ちの自分としては非常に良くわかった。

概要:読むたびに違う味わいを感じさせる名作
本文:「彼岸過迄」「行人」と共に後期三部作に位置づけられる作品で、教科書にも取り上げられるほどの名作である。
全体を通して、語り手である書生の「私」と、ふとしたいきさつで懇意になった「先生」との関係を中心に話は進むが、構成を大きく分けると、ふたりの出会いと交流が描かれる「先生と私」、「私」と大病を患う父と「私」の将来に期待を寄せる母との関係を中心に描かれる「両親と私」、そして自裁を遂げた「先生」の遺書による独白で綴られる「先生と遺書」の3部から成っている。
このうち、「私」と友人「K」の互いが想いを寄せる女性をめぐる争いのうちで、策略の末に「K」を自殺にまで追い込んでしまった「私」が、その後持ち続ける悔恨の情は、圧倒されるほどの深い自虐性を持って描きだされている。
作中、注釈はあるもののそれほど気にせずに読める程度の頻度と内容である。
このほか、巻末には、作品解説や年譜などが付記されている。

概要:この100年で、人間は少しでも進歩したのだろうか
本文:高校の時、教科書で読んで以来、何だか敬遠していたのだが、
しかし…およそ100年前に書かれたものなのに…
勿論、時代がかった言葉遣いや、耳慣れない表現も多々あるのだが、
全体として受ける印象は実に読みやすいし、ちっとも古くない!

信頼していた叔父の裏切りによって人間不信に陥った男。
やがて、恋に心を救われながら、
(自身の中に生じた人間への不信のゆえに)恋敵となった親友を裏切り、
死に追いやってしまう。その罪の意識に身動きが取れなくなってしまい…。
ありがちとも言えるテーマだが、逆に言えば、
近代以降を生きる人間にとって、絶対の普遍とも言える内容だからこそ、
発表から1世紀を経て未だ、名作としての輝きを失わないのだろう。
多くの作家、文化人が夏目漱石の凄さを今更のように強調するが、
その意味の一端が理解できたように思った。

しかし…今も高校の教科書には欠かせないらしいですが、
現代の高校生はこの物語をどう読むのだろう?
…いまどき、そこらのガキの方が、余程、
エグイ恋愛をしてたりするんじゃないか…なんて思ってしまうのですが…。

概要:現代人の心に響く、普遍的な何かを持っている
本文: 小中高と国語の授業で、数多くの現代文を読んできたと思うが、高校卒業後10年以上経ち、覚えているのは「こころ」だけだ。
 確か、教科書に載っていのは、3部構成の本編のうち第3部のうちの一部だったと思う。
 当時、この部分を読み、なにかいろいろと考えさせられ、いつか全編を読もうと思ったことを記憶している。

 自殺したKと先生。時代の差もあり、その二人の行動に共感を得る部分はあまりない。ともすれば、奇妙にも見える。
 だが、それでもなお、二人の思い、考えは現代人の心に響く、普遍的な何かを持っていると思える。

概要:人間の感情の奥深さ
本文:高校からの課題で、初めて夏目漱石の本を読んでみました。
正直、とても読むのに時間がかかりました。
なにしろ、難しい言葉が多くて一つ一つ解説を見たりしていたので。
それでも、やはりこの本から学ぶ事はたくさんあったと思います。
人間の感情を、実に正直に明確に読者の心にストレートに投げかけてきて、
読んでいるこっちが人間ってこんな生き物だっけ…と考え込んでしまいました。
でも、いくら考え直してもやはり夏目漱石の描く人間、その感情は
、どれも納得するというか反論する理由がなくて、すごく奥が深くて、とても一言では語れない作品です。
このような作品に出会えて、私は人間について改めて深く考え直す事が出来たし、また人間の感情の奥深さを味わえたと思います。

一生に一度は必ず読むべき本だと思います。


著書名 こころ (まんがで読破)
著者名夏目 漱石, バラエティアートワークス,
出版社 イーストプレス
ASIN 4872578112
装丁 文庫
価格 ¥ 580

読後感想

概要:「こころ」の先生って・・・
本文:…こんなに外見が(中身も悪いがw)オカルトで変質者ぽかったっけ?
外見がやりすぎな感じがします。
主人公に信頼され精神的に頼られる人だからもっとデザインや演出を考えて欲しかったなあ。

奥さんのけなげさと優しさはオリジナルも入っていますが涙が出てくるほど良いです。
こんな良い人の人生をKの贖罪の為に自分で死んで償うことによって哀しくしてしまう
先生のエゴイズムは本当に惨いです。
漫画で読むとさらに痛感します。

原作ファンからみると印象が違うからあえてお勧めしません。
初心者には話の内容がわかりやすい本だと思います。
読んだあとの読後感はすっきりしませんが。

概要:さわりには十分
本文:まず夏目漱石の文という概念を除けば十分楽しめる本だと思います。
夏目漱石独特の文章の書き方等はやはり漫画なのでありませんが、少しギャグ(?)調な部分もあり面白かったです。

表情が上手く、少し先生が悪人面(人を信用しなくなった故の)ですが、心情が表されていて個人的にはわかりやすかったです。
しかしページ数がなくとても薄いので省かれている箇所もありますが、逆に考えれば簡単に読めるので、
こころを試しに読んでみようという方にはぴったりです。

概要:このシリーズは…
本文:このまんがで読破シリーズですが……うーん。
エンタメ小説の映像化や漫画化は大いに結構。

でも文学作品の漫画化はさすがに失敗としか言えません。
物語を楽しむものではないですから。
きっと文学というのは小説としてしか存在できないものなんでしょうね。

概要:買いですか・・・。
本文:年寄りの頑迷な意見と受け取られるかもしれませんが、さすがにこれはちょっと・・・って感じです。序盤、「先生」が「K」の墓参りをするシーンで墓石に刻まれた「K」の一文字は、さすがにこれはちょっと悪い冗談に過ぎるでしょう。そもそも「先生」を、あんなサガノヘルマー然とした姿でイメージしている人がいるのでしょうか。ページの制約があるのでストーリーについて云々はないにしても、僭越ではありますが、構図というか、とにかく「絵」が下手過ぎると思いました。繰言と聞き流してもらってかまいませんが、本書を読んで「こころ」を知るのは、いかがなものかという危惧ばかりが残ります。

概要:良かったけど…(笑)
本文:たまたま行った美容院にこれが置いてあったのですが、この漫画は絵もキレイで読みやすく、文学初心者にも取っ付きやすいよい品だと思いましたが…
ただ私のこころのイメージは純粋過ぎた青年たちの心の葛藤をかきつつも美しい恋愛小説なのですが漫画版はまるで先生がデス●ートの主人公みたいな悪人顔になっていてちょっと笑ってしまいました。
ただお嬢さんやKの人相はかなり私のイメージに近くておおー。と思わせてくれました。
ただ先生と作品イメージがかなり離れているためやはり読むなら原作を読んでほしいと思いました。

著書名 こころ (岩波文庫)
著者名夏目 漱石
出版社 岩波書店
ASIN 4003101111
装丁 文庫
価格 ¥ 483

読後感想

概要:名作だと思います。
本文:初めて読んだのは高校の国語の授業ででしたが、休み時間にまで夢中になって読んだのは、このこころだけです。 これからさきおそらくこの作品を越えるような作品に出会うことは少ないと思います。 それは単に僕が普段からあまり本を読まないということもありますが、それよりもこの作品があまりにも素晴らしいためです。 内容に関してはレビューするには心許なく、さらにもうすでにほかのレビュアーの方がかかれているので触れませんが、生涯に1度は読む価値がある名作だと思います。
僕の中にはこころを読んだときの感動が今も燦然と輝いております。

概要:大人になった今だから判ること
本文:学生のときに「こころ」の一部が教科書に出ていた。
今思えば、なんてぶった切り方をしたんだ、文学に対して申し訳ないと思わないのか...と思う。

なぜならば、そのぶった切った「こころ」があまりにもつまらなく感じ、そしてなんと20年を経てようやく姜尚中さんの「悩む力」により再び読んでみようと言うことになったから、だ。

失った時間は、帰ってこない。
失ったと言う事実は、ねじ曲がらない。
「先生」の失ったことの大きさと、そしてそれ故に自身を自身で苦しめている現状とを思うと、言葉が出てこない。
きっとそれ以外の選択肢はなく、滅していくことばかりを思って来たのだろうと...。

自身に重い罰を与えることが、どれほど妻に影響するか...そう考えはしないのだろうか...と、平成の世の足下でそう思う。
今読み返して改めて判るのは「私」よりも「先生」の心の動きだ。
「私」の年頃には判らなかった何かが、確かにそこにあった。

概要:一生のお供になります。
本文:この本は一生読み続けていく価値のある本です。

私は高校生の時に始めてこの本を読みました。
そして二十歳になった時にまた読み返しました。

しかし、感じ方は全く違いました。
高校生と二十歳ですから、知識量も読解力も違いますが。
もっと心のそこのところで、直感的なところで感じ方が変わったと思います。

残念ながら高校生の頃は感想文を書かなかったので、どう感じたかは具体的に覚えていないのですが、二十歳になって読み返したときは感想を残しました。

私のホームページに載せてあるので、是非読んでみてください。

概要:きっと100年後の人間にも伝わるだろうこころ
本文:「お札の人」と思わずに、著者を伏せてでも読んで頂きたい本です。自分を顧みずに、他人の良いところにばかり目がいってしまう青春時代。若さゆえにか、自分の欲望を押さえられない狡さが、私にはよく分かります。そして、年月を経て、ようやく過去と向き合った時に押し寄せる罪悪感、人生の空しさと悲しみ、抱え込むしかない孤独感。先生は、こころに広がっていく黒い染みをどうにか払拭したかったのかもしれません。若い主人公に打ち明けた真実をもって、許しを請い、長い苦しみから解放されたかったのかもしれませんね。あなたは親友と同じ人を好きになったら、どうしますか?きっと恋する人間への永遠の課題です。

概要:「文学」の醍醐味を教えてくれた重層的構図
本文: 単に三角関係の末に男達が自殺する話として記憶されていることが多いかもしれないが、実はかなり早い段階で「先生」が早晩自殺することが予言されており、なぜ「先生」は自殺しなくてはならないのかという人間心理(こころ)を謎解く構成になっているので、非常に読みやすい。

 しかし、この小説が本当に面白いのは、先生の自殺のきっかけが明治天皇崩御と乃木大将の後追い自殺となっており、「明治精神に旬ずる」ためと設定されたことであろう。ここからこの作品は一気に様々な読み方が可能になるのであるが、例えば普遍性を持たせるために第一部「私」(学生)の田舎ははっきりしない一方で、最初に自殺したKの田舎は西南戦争のあった鹿児島と特定されている。こういった幾つかの指標から、例えば、西洋(新しい世界の象徴としてのお嬢さん)と東洋(古い日本の精神性を象徴したK)に分裂した明治日本(帝大出の文化人である先生)の神経症と破滅を扱ったストーリーともこの作品を読むことが可能となる。(ちなみに乃木大将は西南戦争で旗を無くしたことを煩悶の原因に挙げて切腹したと劇中で述べられる。侍退治の内戦を戦った彼は、矛盾したことに侍の自決法を選択したのだった。この矛盾に漱石は近代化しきれない「明治精神(=明治のこころ)」を見たのであろう。)

 もちろん、このような読み方以外にも様々な読み方をこの作品は可能なのだが、幾つかの図式を重層的に重ね合わせて優れた文学は作られているし、またそう読みうるのだということを予備校時代の僕に教えてくれた作品。結果的に、僕がその後の人生で文学に親しむきっかけになった作品だといえるだろう。

 今でも、この作品は高校の教科書に載っているのだろうか?載っていないのだとしたら、若い子達はなんて可哀想なんだろう。

著書名 こころ (ビッグコミックススペシャル)
著者名夏目 漱石, 榎本 ナリコ,
出版社 小学館
ASIN 4091848168
装丁 コミック
価格 ¥ 980

読後感想

概要:絵はイメージ通りだが・・・
本文:舞台を現代に置き換えたため、原作と大幅に違う点あり。
ただ、作品として無理なく昇華させている。
某マンガ版よりも絵は漱石ワールドに合っていると思う。
だからこそ、この漫画家さんで明治のままの、原作準拠の『こころ』を描いてほしい。

概要:お静登場
本文:原作の、人間は誰も自分を完全に理解してくれる人間が居ないがゆえに孤独、
という主題を、大胆な脚色を加えて漫画化した作品。
原作では、一人称で書かれているがゆえに読者もなかなか客観視できなかった、
「先生(私)」「K」「お嬢さん(静)」の3者のすれ違いが、
漫画という第三者の視点で見るメディアによって、もどかしいほど明らかになってしまう。
「宜ござんす、差し上げましょう」の名せりふが聞けなかったのは残念だが、
「先生」が「お嬢さん」を獲得し、破局へ向かう過程も現代風のアレンジがなされている。
これを読んだ後で改めて原作を読めば、かなり理解が早いに違いない。

概要:なんだか
本文:やっぱりこころは明治時代だから成り立つ話なのだと思いました。
現代に、特にKを持ってくるとなんだかなーという感じでした。
先生もこの漫画では静子と別れるし、本の内容を一冊々々覚えているというのもなんだか不自然で、
漱石ならそうはしないかなと。
なのでそこら辺の空気はぜひ原作も読んで感じてもらいたいです。
静ちゃんがとてもかわいくてたまらなかったので星は3つ。

概要:名称未設定
本文:夏目漱石という作家が好きだ。原作者が他界している現在において、原作者の了承を得ずに現代風に漫画化させた「こころ」はどうかと思う。
文学作品は文学作品で独立していると思う。また夏目漱石は夏目漱石で独立した人間であると思う。
作品の解釈というのは人それぞれどこに重点を置くかでずいぶん違い、特に文学は漫画に比べてその差が大きい。
特定の解釈や演出を加え、本作と結びつけることでそこから本作に対する誤解偏見が生まれることだろう。もってこのようなことをすることで本作の魅力が薄れることにもつながるだろう。と思う。
タイトルを「こころ」にせずせめてオマージュで留めてほしかった。これでは便乗だ。
ハリー・ポッターの映画化には反対でなくとも、夏目漱石の漫画化にははなはだ反対。
全くつまらなくさせられてしまう。

概要:奇跡のコラボ!
本文:人間のエゴイズムを描いた、名作中の名作「こころ」を榎本ナリコの手によって、漫画という形で見事に描かれている。活字ではなく、漫画であることによって、鳥肌の立つシーンを見ることができたと思う。そして、あらためて夏目漱石の凄さを思い知らされた。

著書名 こころの処方箋 (新潮文庫)
著者名河合 隼雄
出版社 新潮社
ASIN 4101252246
装丁 文庫
価格 ¥ 420

読後感想

概要:心の処方箋
本文:ユング研究の第一人者で臨床心理学者の河合隼雄先生の書かれた「心の処方箋」その名前の通り、心に沁みる言葉でいっぱいです。

 私は本を読むときボールペンで線を引きながら読むのですが、この本は線を引くところが他の本に比べてすごく多いです。

 質の高い良い文章で大半が構成されていて、線を引かない部分を探すのが難しい章もあります。

 読む人によって印象に残るところは違いと思いますが、困ったときに読めばきっと心の処方箋になると思います。

 私が感動を受けたのは他にもありますが、読むときの自分の気持ちで感じ方も違うので手元において何回も読み直したいと思います。

概要:普段頭で考えていることと、実際に感じていることの差異を明らかにしてくれる一冊
本文:各章の題の中にある「人間理解は命がけの仕事である」であるとか「理解ある親をもつ子はたまらない」であるとか、これまである種逸脱した心をもった患者との修羅場をくぐり抜ける経験から、あるいはそうだったからこそなのか、文章の中に滲み出る人間に対する優しいまなざしに、静かな感動を覚える。「人の心など分かるはずがない」であるとか「心配も苦しみも楽しみのうち」であるとか、我々が普段頭で考えていることと、実際に感じていることの差異を明らかにしてくれるところなどは、心地よい脱力感を覚える。本書は週刊誌のコラムとして書かれたもので、4ページほどでしかないが、一つ一つ心に沁みるような内容で、知恵あることばとはこのようなものと思わせる文章である。本棚の常備薬としていつも手元に置き、心穏やかになりたいときに何度も繰り返し読んでいる。

概要:「こころ」の温度
本文:スピリチュアルな視点からの啓蒙本が多数出版されている昨今、「たましい」ばかりに人々は救いを求めているような気がしています。
それも確かに大切なことだとは感じつつ、一方で「こころ」と離れてしまっているのではないか…と感じていました。
河合隼雄さんの素晴らしさは、著書にも述べられているように「こころ」「たましい」「からだ」のどれも大切にされたからこその人間としての魅力だと感じています。


概要:穏やかになる。
本文:読む前は、むずかしい本なのだろうと思って読み始めたが
文章がわかりやすく、優しく、とても読みやすい。
そして、読みながらたびたび「へえぇ〜〜〜!!!」と感嘆すること数回。
感情は、人間は、複雑であるがこんな風に向き合っていけばいいのか・・・と
完全に理解は出来ないとしてもきっかけはつかめたような気がして
読み終えた後、とても穏やかな気持ちになりました。
心がささくれたら何度でも読み返したい、一生大事にしたい素敵な本です。

概要:当たり前のことを「なぜあたりまえなのか」鋭く考察を加える
本文:ユング系の心理学者で文化庁長官でもある河合隼雄の著作。
実はこの本に書かれていることは、誰もがわかっている「はず」のあたりまえのことばかりである。

たとえば・・・
「心のなかの勝負は51対49のことが多い」
「男女は協力し合えても理解し合うことは難しい」
「説教の効果はその長さと反比例する」等など

 「そんなことあるある」「そらそうだ」ということばかり書かれている本書。
 しかし、著者の心理学者としての豊富な経験を踏まえた具体的な事例を踏まえて書かれた「あたりまえのこと」は非常に新鮮ではっとさせられる。そして、読む者自身やその周囲の行動を、今一度問い直すことを迫ってくる。

また、「あたりまえのこと」を明確に伝えることの難しさを改めて感じさせた一書である。

 心理学者が書いた本だが、専門用語などまったく使われておらず、誰にでも読むことができる。

著書名 夏目漱石「こゝろ」を読みなおす (平凡社新書)
著者名水川 隆夫
出版社 平凡社
ASIN 4582852874
装丁 新書
価格 ¥ 756

読後感想

概要:「こゝろ」をもう一度読みたくさせる本
本文: 夏目漱石の作品の中では,「こゝろ」が一番好きである。「先生」と「私」,「先生」と「K」という風に,分かりやすい対比の中で話が進んでいくし,テーマも明確なので,読みやすいのだと思う。
 本書は,その「こゝろ」を冒頭から(小説では書かれていない)その後まで,ストーリーに沿って詳しく説明してくれている本である。

 筆者は,漱石が明治44年に大阪公会堂で行った「文芸と道徳」という講演に着目する。
 漱石は,この講演で,「昔の道徳」は,完全な模範を前に置いて,その意思・努力のいかんによっては模範どおりのことができるのだという考え方,徳義の立て方をしているとする。他方,「今の道徳」は,人間は完全なものではないという認識から,自他の弱点をさらすことをとがめることなく,その意味で社会が自由を認めているのだとする。
 そして,漱石自身は,どっちつかずの教育を受けてきた「海陸両棲動物」であるという。

 上記講演の趣旨に照らすと,明治9年ころに生まれたと推定される「先生」も「K」も「海陸両棲動物」に属することになる。模範を目指してわき目も振らず邁進するという強さに欠けるところがある一方で,女性への恋心に素直になったり,これを親友に告白したりという自由もない,というところであろう。
 これに対して,明治20年ころに生まれたと推定される「私」は,おそらく「今の道徳」に従う世代であろう。

 本書で指摘されている点などに気をつけて読んでみると,また面白い発見があるのではないか。「こゝろ」をもう一度読みたくさせる本である。

概要:読みやすい「こころ」論
本文:漱石の作品論にはとかく難解なものが多いのですが、
本書は専門家ではない人向けの読書会や講演での原稿を元に
編まれたものということで非常に読みやすいです。

最後の方に、「こころ」のその後に関する著者の想像
が載っているのですが、なんだか国語の課題の模範解答のようで、
いまいち好きになれませんでした。この後「私」が帰宅したころ、
父が死んでいる、という予想からはじまっていましたが、
この生死は十数年来の私の疑問になので、余計なお世話です。

読みながら、教科書に載っていた抄録には満足できずに、
学校にあった初版本の復刻版を強烈な当て字に戸惑いつつ、
夢中になって読んだことを思い出し、
もう一度「こころ」を読んでみたくなりました。

概要:「こころ」が好きな人はぜひ
本文: 自分の一番好きな小説は「こころ」であり、他者の解釈や解説も参考に
して「こころ」をより深く理解したいと思い、本書を購入した。

 元文学部教授による解説だけあって、さすがによく検討されていると思
った。文章もかなり論理的で、ほとんどの部分は作者の解釈に納得がいっ
た。

 例えば、自分は、若者の「私」がなぜ年上の先生にあんなに惹かれたの
か不思議に思っていた。周囲でこのような交友関係をあまり見ないからで
もある。筆者は、当時、漱石の周囲に集まった弟子たちも漱石に父と師と
友達と恋人とを求めており、作中の「私」と先生の関係は、弟子と漱石と
の関係を念頭において書かれたとしている。また、「私」の「先生」に対
する感情の中に「同性愛的感情」が含まれていることを指摘している。自
分はこうした解説に納得がいった。

 ただし、いくつか、論理的な裏づけがなく納得すべきかわからない解釈
も見られた。「黒ずんだ葉におおわれている「木犀」は、「先生」の暗い
秘密を表している。」「癖がついてなかなか父の自由にならない証書は、
教育を受けたせいで父の自由にならなくなった親子関係を、ややユーモラ
スに表現している。」といった記述で、そうかもしれないが、読み手の勝
手なこじつけなのかもしれず、根拠が薄弱だと感じた。

 また、本書では、いくつかの「こころ」解釈上の対立が引用されている。
が、どちらもそれぞれの解釈を述べ合うだけで、根拠を示すことが本質的
にできないため、結局は漱石にインタビューでもしない限り、どちらが正
しいのかわからない。
 自分は理系なので、学問上の論争がある場合には実験や観測を重ねれば、
双方が納得する結論がいずれ得られる場合がほとんどであるが、本書を読
み、文系の(一部の)学問というのはこうも客観性に欠ける議論をし合っ
ているのか、と驚いた。
 
 いずれにしても、「こころ」を深く考える上での参考資料の一つとして、
読んでよかったと思う。


著書名 ケータイ名作文学・こころ 上 (ケータイ名作文学) (ケータイ名作文学)
著者名夏目 漱石
出版社 ゴマブックス
ASIN 4777110214
装丁 単行本
価格 ¥ 735

読後感想

概要:
本文:

著書名 こころ 3―問題提起作品集 (3) (デザートコミックス)
著者名ももち 麗子
出版社 講談社
ASIN 4063654680
装丁 コミック
価格 ¥ 410

読後感想

概要:万引きは許されない
本文:過去に過ちを犯してしまった人は後で苦しむことになるんだな・・と思った。
許される過ちもあるけど、万引きは許されないと思った。
ヨシダメは以前の万引きメンバー、ゆまっち、キョウコにアルバイト先で
万引きをされ、二人にやめさせようとするが、自分も過ちを犯していたため
それができなかった。 すべてを終わらせる方法は警察に行くことだが
警察に行ったら周りの人も裏切ることになってしまう・・。 
重い立場に立たされたよしだめが、今後どうなるのかが見所だ!

概要:少女マンガの主人公ですが…
本文: 心のそこから、不幸になればいいと思ったのはこの作品が初めてです。
 少しでも、幸せになってはいけない人物の話だとおもいます。
 まぁ、現実の方がこれよりひどいのがもっと悲しいですが、これを見た人が、何か考えてくれればとも思います。
 その意味を考えて、万引きした人間が後で幸せになるようなくだらない話しにして欲しくないと思ってます。